高配当株投資で豊かな老後生活を

目標!月10万円の配当収入。不労所得でバラ色のリタイアを目指すアラカンの日記

高配当銘柄の設計技術集団 アビスト (保有銘柄分析15)

自動車のパーツ設計はお任せ!水素水も作ってます

ラカン保有している銘柄分析の第15回は、アビスト(6087)です。

 

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アビストは3D-CADを駆使した自動車向けの機械部品の設計開発アウトソーシング事業を柱にした設計技術者集団です。その他、美容・健康商品の製造販売等も手掛けています。

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以上、アビスト個人投資家向け会社説明会(2020年8月21日)資料より


社名「ABIST」に込められた思い

アビストという社名は、一見外資系企業のようなネーミングですが、「ABIST」は創業の精神が込められた

Ambition  志(こころざし)を

Ist      成し遂げる人

から来ているとのことで、設計技術者集団のプライドに満ちたネーミングなのですね。

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アビスト個人投資家向け会社説明会(2020年8月21日)資料より



会社概要楽天証券より)

アビストグループは、主にハイエンド3次元キャド(3D-CAD)をツールとした機械・機械部品の設計開発及びソフトウエア開発等を行う。【事業内容】4つの事業セグメントを通じて事業を展開する。設計開発アウトソーシング事業の業務形態としては、派遣業務、請負業務(受託型・常駐型)があり、3D-CAD教育業務も行う。3次元(3D)プリント事業は、主に国内メーカーに対して自社保有3Dプリンタを活用した受注生産による製造販売事業を行う。美容・健康商品製造販売事業は、飲料用水素水「浸みわたる水素水」の製造及び一般消費者向け通信販売並びに化粧品の取扱いを行う。不動産賃貸事業は、同社が所有する賃貸ビルを顧客企業に賃貸する。

 

2020年第3四半期は増収減益

2020年9月が決算期になりますが、8月21日の個人投資家向け会社説明会資料によると、第3四半期は増収減益だったとのことで、コロナ禍でも設計開発事業は堅調も、社員の待遇改善による人件費増が、減益の主たる要因とのことで、したたかな設計技術者集団ともいえます。

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以上、アビスト個人投資家向け会社説明会(2020年8月21日)資料より

 アビストは、おなじみリベラルアーツ大学・両学長ポートフォリオ銘柄の一つとして取り上げられていたことから、リサーチしてみたところ、高配当かつ底堅い優良企業であることがわかりました。 後述しますが、財務内容も大変優れていたことから、アラカンSBIネオモバイル証券で開始した「1株投資定期買い付け」の一銘柄とさせていただきました。(まだ2株しか保有しておりませんが・・・)

↓↓両学長が初めて上梓した一冊。投資指南以上に支出を減らす項目が秀逸です。

 

 そんなアビストIを、アラカン「高配当銘柄ポリシー」基づいて各指標をみていきたいと思います。

 

アビストの銘柄分析をしてみます

 まずは、私・アラカン「高配当銘柄ポリシー」から

 

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(このあたりの考え方は公認会計士足立武志さんが記した著書『ファンダメンタル投資の教科書』を参考にしてます。よろしかったら、ご一読ください。)

銘柄ポリシーに沿って、各項目をみてみます。

1、 売上推移とEPS

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アビストの売上高と営業利益(IR BANKより)

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アビストのEPS(IR BANKより)

売上高は2020年9月予想値まで右肩上がり営業利益は上記の通り9月予想値では前年マイナス8.2%ですが、それでも営業利益率は12.21%ですので、利益を生み出す体質ですね。EPSも営業利益と同様に9月予想値では一とん挫してますが、まだまだ高い水準です。評価〇

2、営業キャッシュフロー

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アビストの営業キャッシュフロー(IR BANKより)

営業キャッシュフローは、凸凹はありますが、プラス続きで、評価◎

3、配当性向

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アビストの配当性向(IR BANKより)

配当性向実績は、直近は39%台で、理想的な水準です。評価◎

4、ROEとROA

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アビストのROE(IR BANKより)

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アビストのROA(IR BANKより)

ROEは2020年9月予想値が13.98%、ROAは2020年9月予想値が10.62とターゲットライン超え、評価◎

5、PERとPBR

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アビストの株価指標(IR BANKより)

PERは14.91倍、PBRは2.09と、昨今の株価上昇で少し割高な水準で、評価〇

6、自己資本比率

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アビストの自己資本比率(IR BANKより)

自己資本比率は、76.3%と大変高い水準。評価◎

7、有利子負債倍率

 

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アビストの有利子負債倍率等(株探 より)

有利子負債倍率0.01倍と非常に低い水準で、評価◎

8、利益剰余金÷総資産

 

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アビストの利益剰余金(IR BANKより)

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アビストの総資産(IR BANKより)

利益剰余金を総資産で割った数字は52.8%とターゲットライン超え。利益剰余金も右肩上がりで増加してます。評価◎

 

最後に配当利回り

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アビストの一株配当(IR BANKより)

配当は、連続増配中でしたが、2021年9月期の配当は102円予定と前年同額の横ばいとのことです。減収なので致し方ないところでしょうか。配当利回り3.17%ですので、高配当銘柄といえますね。配当方針については、安定的拡大を念頭に連結当期純利益の35%程度の水準を毎期配当していくと発表してますので、来期以降はまた増配となる可能性も十分あると思われます。

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アビスト個人投資家向け会社説明会(2020年8月21日)資料より

 

 増配ストップも高配当維持、株主優待で水素水がもらえます

 さて、アラカンの「高配当銘柄ポリシー」に基づき、アビストを分析してみました。

業績面では営業利益にコロナ禍でもあり、ひと息の状況ですが、堅調なレベルでもあり、今後の伸長は期待できますし、財務面ではピカピカですので、長期保有向きの優良銘柄だと思われます。その辺も織り込んでか、3月には1500円台まで下がった株価も、現状3200円台までもどしてきてます。2017年末には5800円台まで上昇したこともあるので、まだまだ上昇していく余地もあると思います。

なお、アビストは株主優待制度もあります。自社商品である「浸みわたる水素水」1カ月分(500㎖×30本、定価12,600円)を1ケースとして、100株保有の株主に届けられます。

 

 

 アラカンとしては、PBRも2.09倍と少々割高なので、財務面も優秀な好銘柄ではありますが、一気に単元化するのではなく、SBIネオモバイル証券定期買い付けで1株ずつコツコツと株数を増やしていこうかと思っています。

それでは、また。

 

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