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目標!月10万円の配当収入。不労所得でバラ色のリタイアを目指すアラカンの日記

 連続増配中!地味ながら堅実な優良企業 三洋貿易(保有銘柄分析14)

営業マンの4割は技術系。メーカー機能もある商社

 

ラカン保有している銘柄分析の第14回は、三洋貿易(3176)です。

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三洋貿易は、ゴム・化学品の商社で、営業員の4割が技術系人材とのこと。自動車向けの製品取り扱いが中心で、専門商社ながらメーカー機能も有しています。長らく国内向けが中心でしたが、昨今、海外事業展開が伸長し、全体の23%強に達しています。

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三洋貿易 HPより

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三洋貿易のセグメント業績(マネックス証券 銘柄スカウターより)

自動車向け向け製品取り扱い比率が高いので、新型コロナウイルスの影響は相応なものがありましたが、下半期に向け業績は復調してきているようです。

 

会社四季報 解説記事

【復調】バイオマス発電の大型案件剥落。自動車向け内装シート部品は低水準。海外はタイ落ち込む。21年9月期はレアアース掘削機械で大型案件。ゴムは不振だが、自動車内装用部品は持ち直し、営業益反発

 

 希少資源「レアアース」掘削機材を『ちきゅう』号に納入

地球深部探査船『ちきゅう』掘削機材を納入しているようで、水深3000メートル海域でレアアース試掘をしてます。レアアースは希少鉱物として有名ですので、知名度は正直あまり高くない三洋貿易ですが、イイ仕事をしてます。

 

会社概要楽天証券より)

三洋貿易グループはゴム、化学品、機械機器、科学機器、自動車部品その他各種商品の輸出入、国内販売を主な事業内容とし、更に各事業に関する技術サービス、研究及びその他のサービス等の事業活動を展開する。【事業内容】同社は4つの事業を運営する。化学品セグメントは合成ゴム、合成樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム特殊薬品、ゴム用副資材、天然ゴム、医療関連材料、可塑剤、再生ゴム、接着剤、各種ゴム・樹脂成型品、ゴムコンパウンド、ゴム工業用加工機と試験機、塗料・インキ・プラスチック添加剤、工業ガス、農薬、吸水性ポリマー、セラミック、各種フィルム、顔料、医薬中間体、香料、各種工業薬品、界面活性剤、臭素系難燃剤、自動車用ホイール、家畜飼料、畜産資材、土壌改良剤、接着剤関連機材、紙工機械、塗料関連機器、塗料を提供する。機械資材セグメントは自動車用関連用品・部品・機器、家具、溶接関連資材、ウルトラファインバブル発生装置、土壌改良剤、半導体検査装置向け高性能同軸家ケーブル、自動車の解体データと運用ソフト等の機器を提供する。海外現地法人事業は合成ゴム、合成樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム特殊薬品などを提供する。国内子会社事業は石油・天然ガス・地熱掘削機材、海底資源開発機材、合成ゴム、溶剤などを提供する。

三洋貿易は実は地味ながら連続増配企業でもあります。2020年3月に株分割をおこなったので、より買いやすい銘柄となりました。2019年9月期が年間37円だった配当は2020年9月期で年間37.5円予想を発表してます。

 

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三洋貿易の株主分割について(三洋貿易 HPより)

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配当予想について(三洋貿易 HPより)

三洋貿易は、正直、全く知らない会社だったのですが、これも株チューバ―さんの動画で紹介されていて、注目リサーチしたところ、連続増配中の魅力的な企業だったことがわかりました。後述しますが、財務内容も大変優れていたことから、アラカンSBIネオモバイル証券で開始した「1株投資定期買い付け」の一銘柄とさせていただきました。(まだ2株しか保有しておりませんが・・・)

 

 そんな三洋貿易を、アラカン「高配当銘柄ポリシー」基づいて各指標をみていきたいと思います。

三洋貿易の銘柄分析をしてみます

 まずは、私・アラカン「高配当銘柄ポリシー」から

 

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(このあたりの考え方は公認会計士足立武志さんが記した著書『ファンダメンタル投資の教科書』を参考にしてます。よろしかったら、ご一読ください。)

銘柄ポリシーに沿って、各項目をみてみます。

1、 売上推移とEPS

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三洋貿易の売上高(IR BANKより)

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三洋貿易の営業利益(IR BANKより)

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三洋貿易の営業利益率(IR BANKより)

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三洋貿易のEPS(IR BANKより)

売上高、営業利益ともに少しずつ堅実に伸ばしてきましたが、2020年9月期予想は、さすがにコロナの影響でダウンしてます。もちろん十分に黒字を達成していて、凡そ3年前くらいの水準のレベルですEPSも似たトレンドを示してます。商社というセクターですので致し方ない面は免れませんが、営業利益率が低めなのは気になるところです。評価△

2、営業キャッシュフロー

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三洋貿易の営業キャッシュフロー(IR BANKより)

営業キャッシュフローは、凸凹がありますが、基本プラスなので、評価〇

3、配当性向

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三洋貿易の配当性向(IR BANKより)

配当性向は、一貫して20%台とかなり低いですね。連続増配中ですが、まだまだ配当余力はありますね。評価〇

4、ROEとROA

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三洋貿易のROE(IR BANKより)

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三洋貿易のROA(IR BANKより)


ROEは2020年9月予想値が10.87%ROAは2020年9月予想値が7.34%と、ともに基準値を超え、優秀です。評価◎

5、PERとPBR

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三洋貿易の株価指標(IR BANKより)

PER8.71倍PBR0.95倍と、割安な水準。評価◎

6、自己資本比率

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三洋貿易の自己資本比率(IR BANKより)

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三洋貿易の貸借対照表マネックス証券 銘柄スカウターより)

自己資本比率は、66.2%とターゲットラインの40%を大幅超え。評価◎

7、有利子負債倍率

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三洋貿易の有利子負債比率(マネックス証券 銘柄スカウターより)

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三洋貿易の有利子負債倍率等(株探 より)

有利子負債倍率は0.05倍と、ほぼ無借金です。評価◎

8、利益剰余金÷総資産

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三洋貿易の利益剰余金(IR BANKより)

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三洋貿易の総資産(IR BANKより)

利益剰余金を総資産で割った数字62%と基準点をクリア。利益剰余金も年々増加していて、評価◎

最後に配当利回り

配当は、上記したように、2020年9月期は渋く0.5円増配を予定し、連続増配を継続してます配当利回りは3.71%と、高配当銘柄といえます。財務面も非常に優良です。配当性向が20%台と低いので、コロナ禍が解消していけば、今後とも増配は期待できそうです。


 連続増配、財務優良、地味ながら良い企業です

さて、アラカン「高配当銘柄ポリシー」に基づき、三洋貿易を分析してみました。最終消費財を取り扱っていないので、身近さを感じられず、取り扱い製品も地味な印象は免れませんが、財務は非常に優良な企業で、株価も割安な状況で連続増配ですので、ポートフォリオ一つに加えても良い銘柄かと思われます。

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それでは、また。

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