高配当株投資で豊かな老後生活を

目標!月10万円の配当収入。不労所得でバラ色のリタイアを目指すアラカンの日記

コロナ禍でも16円の増配 全国保証 (保有銘柄分析9)

「住宅ローンを保証する会社」として、最高益継続中

ラカン保有している銘柄分析の第9回は、全国保証(7164)です。

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国保は、独立系の信用保証最大手で、各金融機関と提携の住宅ローン事業が柱として、沖縄県を除く全国営業展開をしている会社です。「住宅ローンを保証する会社」として、着実に事業成長をしていて、コロナ禍の2021年3月予測で営業収益(金融系は売上高ではなく、営業収益になりますね)は459億円と過去最高益を記録しそうな超優良企業の一つです。

 

会社四季報 解説記事より)保証残高が着実増。新型コロナで住宅ローン市場に停滞懸念あるも、金融機関からの保証重要高まりシェア拡大。ローン条件変更などで与信関連費用増見込むが増収でこなす。最高益更新。連続増配。

現在、連続増配を継続中

配当も連続増配中で、2020年3月の95円から2021年3月は16円増の111円を予定してます。私自身、この企業の存在を知らなかったのですが、株チューバ―さんの動画で紹介されていて、注目リサーチしたところ、一見すると地味な存在の会社ですが、高収益、連続増配中の魅力的な企業だったことがわかりました。

 

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以上、全国保証 HPより

会社概要(楽天証券より)

国保証グループは、住宅ローン保証を中核とした信用保証事業を行う。【事業内容】同社の信用保証事業は、住宅ローン等を希望する借入希望者(保証委託人)の連帯保証を引き受けることになるが、保証委託者は、同社が保証基本契約を締結する金融機関等を通して同社に保証委託申し込みを行い、同社においては、保証委託者の属性情報や担保物件の状況などを基に審査判断を行った後、連帯保証を引き受けることとなる。同社は、保証案件の引き受けを通じて、代位弁済に至る保証委託者の属性等について分析を行い、新商品の開発、既存商品の改訂等を継続的に実施する。住宅ローンは、同社の信用保証事業の中核となる保証であり、諸費用を含む住宅取得資金や借換資金、リフォーム資金など、顧客のさまざまなニーズに応えることが出来る、多様な商品を揃える。保証料については、担保評価による区分と勤続年数や年収などの要件による区分を設ける。特に、基幹商品において、担保や属性の優良な顧客はより低廉な保証料が利用できように段階的な保証料体系を設定する。同社では、前述のとおり同社が保証を引き受けるに際して保証委託者には団体信用生命保険に原則加入する。教育ローン保証は、教育資金借入を保証する商品であり、一度に必要な額を利用できる証書貸付形式のほか、極度枠を設け、必要なときに随時利用できる当座貸越形式にも対応。資金使途についても、学費・受験費用以外の資金にも幅広く対応する。アパートローン保証は、賃貸住宅建設費用の借入を保証する商品であり、返済負担割合や担保状況に応じて段階的な保証料体系を設ける。

後述しますが、全国保証は財務内容も大変優れていたことから、アラカンSBIネオモバイル証券で開始した「1株投資定期買い付け」の一銘柄とさせていただきました。(まだ2株しか保有しておりませんが・・・)

 そんな全国保証を、アラカン「高配当銘柄ポリシー」基づいて各指標をみていきたいと思います。

 

国保証の銘柄分析をしてみます

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まずは、私・アラカン「高配当銘柄ポリシー」から

 

(このあたりの考え方は公認会計士足立武志さんが記した著書『ファンダメンタル投資の教科書』を参考にしてます。よろしかったら、ご一読ください。)

 

銘柄ポリシーに沿って、各項目をみてみます。

1、売上推移とEPS

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国保証の営業収益(IR BANKより)

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国保証の営業利益(IR BANKより)

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国保証のEPS(IR BANKより)


営業収益はきれいな右肩上がりで、ここ数年、過去最高益を記録してます。営業利益も同様に伸びていて、2021年3月予想値では、営業利益率は超絶の76%という高さです。EPSも順調に増えてます。
文句なし評価◎

2、営業キャッシュフロー

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国保証の営業キャッシュフロー(IR BANKより)

営業キャッシュフローは、2020年3月期は前年度より数値が落ちていますが、基本プラスなので、評価〇

3、配当性向

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国保証の配当性向(IR BANKより)

配当性向は、20%台とかなり低いですね。連続増配中ですが、まだまだ配当余力はありますね。評価〇

4、ROEとROA

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国保証のROE(IR BANKより)

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国保証のROA(IRBANKより)

ROEは2021年3月予想値が17.78%、ROAは2021年3月予想値が6.83%と、ともに基準値を超えてます。評価は◎

5、PERとPBR

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国保証の株価指標(IR BANKより)

PERは10.94倍PBRは1.86倍と、PBRは基準値より少し高く、評価〇

6、自己資本比率

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国保証の自己資本比率(IR BANKより)

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国保証の貸借対照表マネックス証券 銘柄スカウター

自己資本比率は38.9%とターゲットラインの40%に、もう少し。評価〇

7、有利子負債倍率

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国保証の有利子負債推移(マネックス証券 銘柄スカウターより)

 

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国保証の有利子負債比率(マネックス証券 銘柄スカウターより)

有利子負債はナシに等しい状況。ほぼ無借金経営の状態といえます。評価◎

 

8、利益剰余金÷総資産

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国保証の利益剰余金(IR BANKより)

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国保証の総資産(IR BANKより)

利益剰余金を総資産で割った数字は35.1%と基準点をクリア。利益剰余金も年々増加していて、評価◎

 

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最後に配当利回り

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国保証の一株配当(IR BANKより)

配当は、上記したように連続増配中です。2020年月3月は年間95円の実績から、2021年3月は111円と16円もの増配を予定してます。配当性向が20%台とまだまだ余力がありますので、今後の増配も期待できます。現状の配当利回り2.86%台と3%台には届いていないということで、株価の伸びに対して配当額が追いつけていない様子です。評価〇

 株主優待も3000円相当のQUOカードと魅力的

さて、アラカン「高配当銘柄ポリシー」に基づき、全国保証を分析してみました。

住宅ローンを保証する会社」ということで、目立ちにくい存在ですが、業績、財務

両面ともにピカピカの会社です。株主優待100株で3000円相当のQUOカードがもらえますので、優待銘柄としても魅力的な存在です。

地味ながらも優良銘柄ということで、現状、株価は4000円台を示していて、なかなか

手が出しずらいところではありますが、購入余力のある方には、増配中かつ株主優待ありで。おススメ銘柄といえそうです。

私は1株定期買い付けで、コツコツ単元化を目指そうと思ってます。

 

それでは、また。

 SBI証券[旧イー・トレード証券]