高配当株投資で豊かな老後生活を

目標!月10万円の配当収入。不労所得でバラ色のリタイアを目指すアラカンの日記

売上堅調、財務ピカピカ プロシップ (保有銘柄分析19)

パッケージシステム「ProPlus」が大手企業4700社で採用

ラカン保有している銘柄分析の第19回は、プロシップ(3763)です。

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プロシップは1969年、会計コンサルティングからスタートした会社で、1980年に販売開始した会計パッケージシステム「FASPAC-Ⅰ」(固定資産分野に特化した日本で初めてのパッケージシステム)により、固定資産管理、リース資産管理の管理で顧客のITソリューションを提供してきた独立系の会社です。

プロシップでは現在、固定資産管理はもちろん、販売管理をはじめ様々な業務分野のITソリューションを提供していて、統合ソリューション「ProPlus」は延べ4700社大手企業の2社に1社に相当。同社HPより)で採用されています。

会社概要(楽天証券より)

プロシップグループは、パッケージシステムの開発・販売、受託開発、システムの運用管理等を事業として行う。【事業内容】パッケージソリューション事業は、固定資産システム及び販売管理システムにおけるコンサルテーションから導入、保守までを含む事業である。その他事業は、受託開発及び運用管理業務等である。

 

固定資産管理システムを販売しているだけあって好財務

プロシップは固定資産管理システムを販売している会社だけあって、自身も好財務で知られた企業ですが、コロナ禍でも売上、営業利益ともに前年比プラス予想と手堅く成長を続けています。2021年3月期 第1四半期の決算短信をみても、各社が苦しんでいた第1四半期においても売上は減収したものの、営業利益は増益していました。なお、配当は2020年3月期は記念配当込みの45円でしたが、2021年3月期は2019年3月期と同じ35円配当が発表されています。

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プロシップ 2021年度 第1四半期決算短信より(同社HPより)

 

会社四季報」直近号の解説記事を紹介いたします。

解説記事【伸長】新型コロナの影響は軽微。主力の固定資産管理システムは、旧版から新版へのバージョンアップが活況。IFRS対応で新規案件も堅調。前上期の退職給付費用剥落も寄与。人件費増こなし営業増益


プロシップ は、おなじみリベラルアーツ大学・両学長のポートフォリオ銘柄の一つとして取り上げられていたことから、リサーチしてみたました。後述しますが、財務状況が大変優秀な企業ですので、その堅調さを評価して、SBIネオモバイル証券の定期買い付け銘柄に採用いたしました。

↓↓両学長が初めて上梓した一冊。投資指南以上に支出を減らす項目が秀逸です

 

 

 そんなプロシップ を、アラカンの「高配当銘柄ポリシー」基づいて各指標をみていきたいと思います。

 プロシップ の銘柄分析をしてみます 

まずは、私・アラカン「高配当銘柄ポリシー」から

 

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(このあたりの考え方は公認会計士足立武志さんが記した著書『ファンダメンタル投資の教科書』を参考にしてます。よろしかったら、ご一読ください。)

銘柄ポリシーに沿って、各項目をみてみます。

1、 売上推移とEPS

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プロシップの売上高と営業利益(IR BANKより)

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プロシップの営業利益率(IR BANKより)

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プロシップのEPS(IR BANKより)

売上高、営業利益ともは2021年3月期まできれいに右肩上がりです。営業利益率は30%を超えてます。稼ぐ力が大きい会社ですね。EPSも順調に上昇してます。評価◎

2、営業キャッシュフロー

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プロシップの営業キャッシュフロー(IR BANKより)

営業キャッシュフローは一貫してプラス続きで、評価◎

3、配当性向

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プロシップの配当性向(IR BANKより)



配当性向実績は、2020年3月期は50%を少し超えましたが、概ね30~40%の水準です。評価◎

4、ROEとROA

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プロシップのROE(IR BANKより)

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プロシップのROA(IR BANKより)

ROEは2021年3月予想値が13.37%、ROAは2021年3月予想値が10.67%とターゲットライン超え。評価◎

 

5、PERとPBR

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プロシップの株価指標(IR BANKより)

PERは19.98倍、PBRは2.67倍と、少々割高な水準で、評価〇

 

6、自己資本比率

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プロシップの自己資本比率(IR BANKより)

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プロシップの貸借対照表マネックス証券 銘柄スカウターより)


自己資本比率
83.2%と文句なし。評価◎

 

7、有利子負債倍率

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プロシップの有利子負債推移(マネックス証券 銘柄スカウターより)

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プロシップの有利子負債倍率(株探 より)


無借金経営です。評価◎

 

8、利益剰余金÷総資産

 

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プロシップの利益剰余金(IR BANKより)

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プロシップの総資産(IR BANKより)

利益剰余金を総資産で割った数字は70.5%とターゲットラインを遥かに超えています。利益剰余金も右肩上がりで増加してます。評価◎

 

最後に配当利回り

配当は上記したように、2020年3月期は記念配当を含めて45円配当でした。2021年3月期は2019年3月期と同じ35円配当が発表されています。配当利回り2.3と高配当銘柄の水準には達していません。業績は好調ですし、配当性向も余裕があるので、今後増配カーブを期待したいところではあります。

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配当は横ばいも、業績好調、好財務。株主優待もあり

さて、アラカン「高配当銘柄ポリシー」に基づき、プロシップを分析してみました。統合ソリューション「ProPlus」が大手企業4700社に導入されているのは、そのサポート・フィーも含め盤石の経営資源といえますね。コロナ禍でも営業増益なのはプロシップの手強い経営力を感じます。また、株主優待も100株以上で1000円相当のQUOカードがもらえます。

ラカンとしては、売上、財務ともにケチのつけようのない企業なので、いかがしたものかと思案中です。もう少し配当利回りが高いとよいのですが…。株主優待の権利確定日が3月末ですので、SBIネオモバイル証券の定期買い付けでコツコツ株数を増やしながら、現状レベルの株価水準なら単元化するのも良いかなと考えてます。



 

 それでは、また。

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